「食道肥大」という珍しいビョーキを持ったフェレットの飼育日記だったもの。

November, 2010
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PROFILE
●すろりん●

ハヤシ、カンタの飼い主。トンタの看護と2匹の仲の悪さ(+自分の就職)にアタマを悩ませる毎日。

●トンタ●

食道肥大という珍しいビョーキになった子。2年前に拾われてきた。大人しく、注射されても騒がない。好物はパパイヤ。先日逝く。

●カンタ●

初めて買ってきたフェレット。ニュージーランドフェレットで気が強い。かつては手が付けられないほど暴れん坊だったが、今は大人になりました。

●ハヤシ●

パスバレーフェレット。毛色はバタースコッチ。母には「チョコ」と呼ばれてる。何気に「さん」付けしないと飛んできてくれない。カンタが苦手。

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Mar 30, 2006
めずらしかぁ

トンタを看病してる間、自分は残りの子の面倒を全然見てなかったんだけど、

久しぶりに遊んであげたら、甘えてくるのよ!

あのハヤシが。

 

実はハヤシはあんまりいじめ過ぎて嫌われぎみだった。

カワイイとこあるじゃん、お前。

その日はハヤシを放置したまま就寝。

 

頭が温かい…ハヤシが自分の頭の横で寝てました。

少し頭を動かすと、ハヤシが起きて自分の耳をなめ始めました。

耳弱い方は悶絶状態になるんだけど、ウチはそういうのに疎いので全然。

 

ペロペロペロペロ……

 

 

ゴリ。

 

ハヤシが本気で耳をかじり始めました。

 

ゴリゴリゴリ……

 

ウチの軟骨がいい音立ててます。

 

 

流石に痛くて眠れなくなり、ハヤシを捕まえケージにもどしました。

ウチの耳は食い物じゃなかと!

 

 

Mar 28, 2006
最後

・2時

ゼーハー言い出す。

何かが詰まっているみたい。

胃液を吐き出した。

その後、就寝。

どうも眠れないらしい。

お腹の上で抱きながら寝ることにした。

 

・4時

落ち着いたのでハンモックに移動。

やっぱり眠れないらしい。

 

・7時

母に起こされる。

トンタがハンモックを抜け出し、ペットシーツの上でぐったり状態。

糞はタール便。

排便が上手くいってなかったため、そのままお風呂場へ。

乾かしていると、トンの体温の低さに気づく。

ストーブと毛布を使って暖める。

水分を4mlほど摂取。

数分後すこしだけ吐き出す。

 

・12時

今日も病院に行く事をきめる。

 

・13時30分

病院へ。

今日はいつもの先生。

採決しようとするが、血圧が低く血があまりでてこない。

ほんの少しの血液を染色し、顕微鏡へ。

きれいな形の赤血球がみえた。

先生の診断は腸炎に栄養失調と脂肪肝(専門用語だともっとむずかしい単語)

あまりにも餌を食べないので、肝臓に脂肪が溜まったみたい。

タール便の正体は死んだ肝細胞。

このままだともうもたない、とのこと(いわゆる余命宣告)

肝機能強化の薬を注射。

タウリンを処方してもらう。

 

・15時40分

息遣いが荒くなる。

鼻水をすするような音がする。

すごく吐きたそう。

頭を少し下にする感じで抱く。

ゼーゼーいうので背中をマッサージ。

痙攣みたいなのが起きる。

ポタポタと水が出てきた…鼻から出てる。(ココでもうやばい事を悟る)

口を強制的に開かせ、詰まっている水を出すため強くマッサージ。

呼吸数が少なくなり、やがて止まった。

人工呼吸を開始。

しかしチアノーゼは消えることなく、そのまま息を引き取る。

 

 

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Mar 27, 2006
今までのコト

トンタの体調が悪くなったのは去年の暮れごろ。

泡を吐くようになった。

かかりつけの病院へ行ったら、「腹水が溜まっている」とのこと。

薬を貰い投与。

…飲まない。

薬が苦いらしい。

大好きなフェレットバイトに混ぜてなめさせる。

しかし、そのうち薬が混入しているのに気づき、フェレットバイト自体を拒否。

それでも、なんとか薬を飲ませるが、改善は見られず。

 

 

そこで、横浜にあるフェレットを治療してくれる有名な動物病院へ(中○先生のとこ)

そこでの診断は、善玉菌悪玉菌がどうのこうの・・・

すみません、自分が行ってないので、家族からの説明だとさっぱりわからないのです。

ここでも薬をもらい投与。

やっぱり改善はなし。

 

 

中○先生のところに通いたいのはやまやまだったけど、あまりにも遠いので、隣の市のちょっち有名な動物病院へ。

胃が荒れている、とのことで胃の炎症を抑える薬と、吐き気止めを処方される。

餌を猫缶(a/d缶)に変えたほうがいい、と言われたので購入。

以前より吐かなくなったっぽいので、薬を続行。

 

 

2週間前、ついに食事を受け付けなくなった。

水も飲まない。

急いで病院へ。

脱水症状をおこしているので、点滴を首にうつ。

生理食塩にビタミン剤、吐き気止めをくわえたもの。

何気に異臭がするが、帰宅すると本人は元気に。

 

数日後、同じ症状になったので病院に。

先生と話してバリウム検査を後日行うことにした。

(今思うと、もっと早くやっておくべきだった)

翌日、朝からトンタを病院に預け、自分は学校へ。

バリウム検査の結果、トンタの病名は

 

 

       「食道肥大」

 

文字通り食道が大きくなってしまうこと。

食道の筋力が低下し、食べ物を胃に送れなくなる。

食べては吐くを繰り返し、食道や胃が荒れ、食欲が低下してしまう。

 

このビョーキ、フェレットに関しては珍しいらしい。

そして、治ることがないそうだ。

死亡率も高い。

栄養を摂取できないので、衰弱死してしまうか、飼い主が餌(流動食)を与えるときに気管に詰まってしまい、窒息死してしまうか…

窒息は苦しそうなので、なるべくなら避けたい。

むしろ「」を回避させてあげたい。

 

しかし、トンタのカラダは衰弱していくばかり。

ポテポテだったのに、今の体重は1.14kg。

…軽い。

筋力も低下。

今は匍匐前進。

元気だったころ、トテトテと歩いていた後姿が懐かしい。

 

 

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